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2007年4月12日 (木)

「当選議員の初顔合わせ」(11日)

 県連3Fで行われた初顔合わせは、笹川会長・大沢議長も出席。現職を引退した松沢さん・矢口さんも参加した。6人の新人議員が自己紹介した。また、カムバックした村岡議員も嬉しそうな顔を見せていた。いつも、この会場で同席する4人の顔がなかった。萩原康二、星野寛、木暮繁俊、田所三千男の各氏。惜しくも落選した人々である。それぞれの顔が浮かぶ。親しい人たちであった。その心中を思うと忍びない。

◇選挙戦の一断面。ロイヤルホテルとグリーンドームのことである。4月4日は二つの大きな集いがあった。ロイヤルの女性集会は、約400人が集まった。「女性にもてない私のためにこんなに集まってくれ感激です。後ろ髪を引かれる思いで次の会場に走ります」と言うと、どっと笑いが起きた。なごやかなムードであった。今から思うと、ここにも大丈夫という安心感が支配していたのかもしれない。

 この日、30分ずらして、グリーンドームで各種支援団体の大会が計画されていた。ロイヤルホテルを出て、県庁の裏手にかかると、大変な渋滞であった。花見で敷島公園方面を行き来する車の波であろうか。左右から満開の夜桜が道をおおうように咲いていたが、移動時間5分が過ぎることで、桜を見る余裕はなかった。

 グリーンドームは、地域後援会とは別の、書道、柔道、弓道、菓子組合等、私が顧問等として関わる支援団体の集まりである。サブイベントエリアに下りる階段にさしかかった。一気に駆け降りようとして、私は、一瞬、足を止めた。4年前のことが頭によみがえったのだ。あの時、私は、ここで足を挫き、足を地につけることが出来なくなってしまったのだ。運動会の騎馬戦のように、三人の人にかつがれて、前方演壇まで運ばれた。みじめな私の姿に人々の目が注がれ、頑張れと大きな声がかかった。あのアクシデントは、期せずして会場の人々の心を燃え立たせることになった。

 足下を確かめながら階段を下りると、広い会場には約500人の人々が待ち受けていた。私は、ここにお集まりの方々は、文化、スポーツ、福祉などを支える人々で、私にとって最も大切な支援者である、今、物は豊になったが、人の心は逆に貧しくなっている、皆さんと力を合わせ、真に豊かなふるさと群馬をつくりたい、そのために、どうしても負けられない戦いです、どうか力を貸してください、と訴えた。

 このような総決起大会を11か所で行ったのである。手ごたえはあった。しかし、この手ごたえを確実な票に結びつけるために何かが欠けていたのが今回の選挙であったと思う。

運動員が、どこへ行っても中村は大丈夫だからと言われてしまうとこぼしていた。前回までも、このような中をしのいで来たが、今回のような異常な激戦を勝ち抜くには、もう一つ緊張感をつくり出す工夫が必要であった。新たな戦いの一歩を始めようと思う。 

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