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2007年2月16日 (金)

◇「選挙体制を作るための目まぐるしい動き」(15日)

 早朝7時、後援会の幹部数人が私の事務所に集まる。この時間だと大体誰もが参加できるのだ。17日の事務所開きに備えて重要事項を話し合った。わが陣営の選挙事務所予定地は、先日の日記で紹介したように端気町を通る県道前橋赤堀線沿いであるが、従来のわが家に隣接する事務所が既に毎日フル稼働している。いくつかの機械がそれぞれの音を立てて動き、その中で、手伝いの女性たちの賑やかな笑い声が響く。

 選挙事務所予定地には、数棟の仮設の建物が置かれ、イスやテーブルを運ぶ人々が慌ただしく動き、人々の表情には緊張感が現われている。いよいよだなと私は思った。

◇選挙が近づくといつも一票の重さと、それを決める人の心を考える。「人の心は内側からのみ開かれる」という格言がある。人の心を外から動かすことは出来ないのだ。一票を誰に投ずるかは、正に心の作用である。無数の心の重圧を感じる。時には押しつぶされそうな恐怖心を覚える。私は、人の心が恐いと思うことがある。このいい知れぬ重圧に耐える術は謙虚になることである。私の謙虚は、自分の原点を見詰めることだ。オブラートの被いを貫いて自分の小ささと力のなさを凝視するには勇気が要る。そして、自分の原点を確かめてそこから一歩踏み出すには更なる勇気を奮い興さねばならない。外の時が進行している。

 今回の選挙がかつて例のない激戦となるのは、平成の大合併及び議員定数削減の結果である。いずれも私が議長の時の出来事であった。合併においては、宮城村、大胡町、粕川村が前橋市と合体した。これら町村は、これまで勢多郡の一部であった。勢多郡は、その他の自治体も合併により他に吸収され、富士見村だけが取り残される形となった。富士見村一村だけで県議選を実行することは、公選法上出来ないということで、富士見村は前橋市と合区して県議選を行うことになった。その結果、前橋・富士見選挙区という途方もなく大きな選挙区が実現してしまったのである。

 私が議長のとき、県議会の定数は56から6減らして50にした。大激論が戦わされたことが昨日のように思い出される。定数削減の結果、前橋・富士見選挙区は、現職県議が10人いるにもかかわらず、定数は8となった。そして、現在、4人の新人が名乗りを上げているので、14人が8議席を目指してしのぎを削る。6人落選者が出るとは何と激しし戦いであることか。

◇県民会館で第35回県書道展の除幕式が行われた。私は書道協会の顧問なので、挨拶をし、テープカットに加わった。「書道は、日本人の心を支える伝統の文化です。人々の心が貧しくなっているといわれる今日、書道を発展させることの意義は誠に大であります。しかし、現実には書くことの必要性が少なくなりつつあります。この書道展が書道の発展に大きく寄することを祈ります」私はこのような挨拶をした。

(県議選に対する関心が高まることを願って。読者に感謝)

★土・日は、以前からのご要望により「上州の山河と共に」を連載しております。

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