« 「12月議会終る。議場にポツンと花が」 | トップページ | 『上州の山河と共に』中村のりお著 連載(33)「中村塾の誕生」 »

2006年12月22日 (金)

「産廃業の誘致に地元は怒る」

 市は、前橋市五代町南部に造成した工業団地に産廃の中間処理の企業を誘致しようとしている。先日の説明会は、説明会にならなかった。五代町の公民館には地元住民約100人が集まったが、自治会長は絶叫し、住民もそれに呼応した。自治会長の姿は、怒り心頭に発する如くであった。住民が怒る理由も分るのだ。その言い分はこうだ。「優良企業を誘致する、そうすれば、雇用も生まれるというので地元は土地の提供に協力したのに産廃の企業を持ってくるとは何事か、産廃業では良い職場は期待できない、大規模な産廃業が出来れば、その周辺には、良い企業は来なくなる、地域の環境も悪くなる、地元に説明しないうちに新聞に大きく発表したことも、住民の意志を無視している、全体として住民を欺していることではないか」

 今、リサイクルの時代であり、環境産業は不可欠であるが現実はどこでも嫌われる。それは、環境産業がまちの環境を害する結果をいろいろな所で生じさせていることにもよる。企業を指導する行政への不信もあるだろう。私は、前工団の会議で、住民に説明責任が果たせないなら反対だと述べた。市は、間違いなく優良企業だと主張するが、経営内容についての優良性を問題としている。住民がイメージする優良性とくい違っているのだ。もう一つ、市が主張することは、誘致対象の業種を拡大し環境産業も可能にすることについては、議論し前工団の議会でも承認した筈だということ。時代の要請として環境産業を対象企業に加えることは正しいと思う。しかし、前提がある筈だ。それは、住民の生活環境を守るということである。住民に不安があればそれに応えなければならないのは当然である。掛け違ったボタンを直すのは難しい。

◆「人間ドックと温泉の中国人ツアー」。12月議会で取り上げられたこのことについて、地域の人から質問を受けた。外国人観光客の誘客について観光局が頑張っている。問題のツアーは、中国人富裕層を対象とするもの。昨年秋中国の経済団体が来県し県立病院の人間ドックを視察したことがきっかけとなって企画が進んだ。中国の経済は目を見張る勢い、人間は豊になれば健康を重視する。脳、肺、心臓の分野で中国は遅れている。視察団は、県立病院の優れた技術に注目した。そして、中国人は温泉好きである。そこで、観光局は、ドックと温泉を結んだ観光ツアーを思いついて県内旅行会社に提案、話は進んでいるらしい。人間ドックは、心臓血管センターが引き受け、CTやMRIなども実施し、終了後は温泉に宿泊、イチゴ狩りやショッピングも楽しめるコースにする。将来的には、群大で始める重粒子線治療とも組み合わせる考えである。重粒子線の癌治療は世界でも少ない技術であり、これと観光を結びつけた事業は、アジアや更に世界の市場に広がる可能性がある。来年2月下旬を目途に募集を始めたという。県民にとっても明るい夢である。(観光立県の発展を願って。読者に感謝)

★土・日・祝日は以前からのご要望により「上州の山河と共に」を連載しております。

|

« 「12月議会終る。議場にポツンと花が」 | トップページ | 『上州の山河と共に』中村のりお著 連載(33)「中村塾の誕生」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「産廃業の誘致に地元は怒る」:

« 「12月議会終る。議場にポツンと花が」 | トップページ | 『上州の山河と共に』中村のりお著 連載(33)「中村塾の誕生」 »