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2006年12月28日 (木)

「おしつまった県政報告会」

 今年の県政報告会は、27日、28日と続いて終る。27日の集会は、約40名。かぜが強く、やや寒い夜であるが、熱心な人たちが集まってくれた。この日の私の話しの中で議会のチェック機能に触れた部分があった。それは、夕張市が破綻した事実に関して市議会は、そこに到るまで何をしたのか議会の責任が問われること、そして、議会の役割としてチェック機能は、群馬県議会でも非常に重要だというもの。

 そしたら、参加者の中に、最近まで市の公務員だった人がいて、「夕張のようなことは、これから、非常に多くの自治体で起きるのではないでしょうか、どこでもすでに大変な借金を抱えているのですから」と発言した。また、会が終った後夕張市に親戚があるという人がいて、「7つある小学校が近い将来1つになるので、雪の中遠くから通うのが大変になるそうです」と教えてくれた。北海道の片隅の廃墟のようなまちで、希望を失って寒さに耐える人々を想像した。夕張市のことを日本中が注目して、教訓にすることが求められている。

 47都道府県で、人口一人当たりの借金を見ると、島根県がトップで161万円、群馬は41位で58万円、最も少ないのは神奈川県で39万である。また、全国市町村の中で財政状況が非常に悪いところとして、北海道の市と町、歌志内市と、上砂川町、そして長野県の王滝村が報じられている。

 王滝村の職員給与は、全国最低だという。それは、夕張市に次いで財政再建団体に転落しないために、給与を25%カットしたからだ。人口約千人のこの小さな村は、財政再建に必死で取り組んでいるが、その行方を見守りたい。

「裁判員制度が近づいた」ある人から、「なぜ素人(しろうと)が刑事裁判に加わるのですか、私は恐い」と言われた。09年までに実施されるからそれはあと2年以内である。選挙人名簿からクジで裁判員に選ばれた人に、ある時、通知が届く。驚いて、嫌だと思っても拒否できない。「なぜ素人が」と疑問に思うのも無理はない。新しい制度を設ける理由は、裁判に国民の健全な社会常識を反映させるためである。裁判が国民から離れたところで行なわれるなら、裁判に対する国民の指示が得られないし、ひいては国民の法秩序に対する信頼が揺らぐからだ。

 しかし裁判員制度には難しい問題が伴う。民間人6人の裁判員と裁判官3人で、有罪、無罪、刑罰まで決める。今、全国で実際に市民が参加した模擬裁判が行なわれているが、同一の事件が、二つの裁判所で、有罪、無罪、別の結論に至る場があるという。被告とすればどの裁判所で裁判を受けるかによって結果が違うのでは困る。かえって裁判に対する信頼が崩れてしまう。重要なことは、私たちが、あと2年の間に、裁判と刑罰に付いて感心を高め勉強することだ。中高生は近い将来の課題を意識して勉強することが求められる。(裁判員制度への理解が深まることを願って。読者に感謝)

★土・日・祝日は以前からのご要望により「上州の山河と共に」を連載しております。

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