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2006年12月18日 (月)

「芳賀中60周年記念式典で挨拶・(15日)」

 芳賀中が新生中学としてスタートしたのは昭和22年である。式典会場の体育館の演壇から生徒たちを見て、この60年という歳月の凄さを改めて思った。

「今日、大きな時代の転換点といわれますが、芳賀中がスタートした昭和22年という年も正に、日本の歴史上かつてない大きな時代の変わり目でした。昭和20年に、日本は戦争に敗れました。22年には、新憲法、そして、今、問題になっている教育基本法が施行され、日本は全く新しい歩みを始めました。食べるものもない瓦礫の中から日本人は歯を食いしばって社会の復興のために立ち上がり頑張ったのです。あれから60年、日本は世界の経済大国といわれるほど豊かな国になりました。しかし、今日、物は豊かになったが心は貧しくなったといわれます。今最も大切なことは、60年前の苦しかった時代のことを見詰め、そこから学ぶことだと思います。この60周年記念式典は、その意味で非常に意義深いものです。これを機に芳賀中が更に大きく発展することと、皆さんの輝かしい前途を心から御祈念いたします」私は、ざっとこのような挨拶をしたが生徒たちの心にいかに伝わったか気になることである。

◆教育基本法が改正された。

市内各地で集会をしているが、昨日、教育基本法改正のことを聞かれた。そして、その場の雰囲気から人々の関心が非常に高いことを感じた。しかし、こういう質問もあった。「今、いじめや自殺で大騒ぎしている時、教育基本法がどうのということは関係ないでしょう」と。私は答えた。「全ての教育問題の基盤が教育基本法なんです。教育に関して大変な問題が次々に起きていることは、教育の方針の根本に問題があるのではないかということで、教育基本法を改正しようとしているんです。この改正法によって、教育の方向が大きく変わるかも知れないのです。だから、様々な異常な問題が起きている今こそ、教育基本法の改正に私たちは関心を持つべきだと思います。」

集会では、細かい事は話せなかったが、改正法の主要点はここでも取り上げて考えたい。注目されるのはまず、「教育の目標」として、「豊かな情操と道徳心を培う」、「公共の精神に基づき主体的に社会の形成に参画しその発展に寄与する態度を養う」、「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度を養う」などが定められている点である。従来の基本法が個人主義を重視し過ぎるとして、ここでは公共の精神が重視されることになった。特に、国と郷土を愛する態度について議論がなされている。次に教育行政について、教育は(イ)「不当な支配に服することなく」(ロ)「法律の定めるところによりおこなわれるべき」と定める。(ロ)が新しく加わった点である。(イ)によって教育現場へ国が介入することを制限してきたのに、(ロ)によって法律で定めれば、国はいろいろ口出し出来るようになるではないかと議論されている。(教育の正常化を願って。読者に感謝)

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