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2006年12月14日 (木)

12月議会で問題になったこと(その3)

◇文教警察常任委員会の状況。

 警察関係及び教育関係を審議する常任委員会である。この日は、通常と違って、警察関係の審議から入った。私は、トップバッターで質問し、サイバー犯罪の実態と対策、犯罪の実数を減らすための対策、07年問題などを取り上げた。07年問題とは戦後のベビーブームで生まれた団魂の世代の退職に関することである。これは、社会のあらゆる面でこれから問題となるが、警察関係では経験をつんだベテラン警察官がごっそり退職するのだから治安に与える影響も大きいと思われる。県警は、後継者の採用、警察官の質の向上対策、退職者の有効活用などで、この問題に答えようとしている。退職者の活用については、既にいろいろ工夫しているが、平成20年度から再任用制度を取り入れるという。

 午後一時から教育委員会関係の審議が行われ、冒頭、桑原教育委員会委員長が挨拶した。桑原氏は桑原動物病院院長で今年から県教委員委員長に就いた。

 私は、いじめ問題、未履修問題、学校を支えることの重要さの三点について意見を述べ質問した。いじめについては、教育長は、定義を定め、ここまでがいじめだと線を引くことは難しい、意味がないと述べているが、いじめとはこうだと定義しなければ、そもそもいじめを論ずることは出来ないではないか、また、いじめた児童を厳しく指導するとき、僕のやった何がいじめなのですかと聞かれた場合、説明が出来ないではないかとただしたが、教育長と意見をかみ合わせることは出来なかった。

 未履修問題とは、指導要領で必修と定められた科目を、大学受験と関係ない科目だからという理由で履修せずその時間を受験科目にまわした出来事である。事の本質が議論されず、責任論だけを論じて通り過ぎてしまうのは良くないことだ。事は教育の本質にかかわるのだから。

 私は、次のような私の考えを述べ高校教育課長にただした。進学校が必修科目を疎かにするのは、教育の高い理想を放棄することだ、なぜなら必修科目とする理由は、それが人間として生きるために必要であるからだ、教育改革の中でも教育の目的は人間として生きる力を養うことにあるとしているではないか、と。

 ◇他の委員の質問では、改正される青少年保護育成条例が取り上げられていた。そこでは、インターネットで、ぼかしのないワイセツ画面に簡単にアクセス出来る事実などが述べられた。改正案の審議に加わった教委の担当者が審議の状況を問われたのに対し、自動販売機で酒、タバコ、図書を青少年が簡単に買えることにさし迫った懸念を抱いていたと答えたのが注目された。改正案は、有害図書規制の罰則強化、酒、タバコの対面販売・年齢確認などを考えている。常任委員会は、今日の社会を反映し様々なことが取り上げられるが、傍聴者が一人であったのは淋しい。

(学校の再生を願って。読者に感謝)

★土・日は、以前からの要望により「上州の山河と共に」を連載しています。

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