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2006年11月24日 (金)

議員選の記事が始まった

「県議選の構図」と題した新聞の連載記事は、前橋市・勢多郡区から始まった。一面の記事が大きい事もあってか、反響はかなりのもので、私のところへもいろいろな意見が寄せられた。私の属する選挙区は、県内一番の激戦区になりそうだが、その一因は、合併と定数減にある。これらは、私が議長のときの出来事であり、あの時生まれた筈の衝撃波が大きくなって近づいてきたことを感じる。

 次回の県議選に限って、合併前のエリアで選挙をすることが出来るとする特例が定められていた。議員は各地域の有権者と結ばれている。選挙区が変わると、この有権者とのつながりが切断され、議員にとって死活の問題となるから合併には消極的になりがちだ。そこで、平成の大合併を実現させたい国は、議員のために特例を設けたというわけである。県議会は早々と決議して、次回の県議選は、従来の型で行うことにしたのである。これに対して、轟々たる批判が起きた。とくに、合併によって新しい自治体の住民になった人々は、なぜ、自分たちは新しい地域の選挙に参加できないのかと叫んだ。議長の私の机には、反対の署名簿が高く積まれた。

 私は、これを見て、各派に働きかけ、再度議会で審議し、遂に合併によって生まれた新しい選挙区で県議選を行うことになったのである。これは、議会が、世論に押されて自らの犠牲を覚悟して苦渋の決断を下した結果である。そこで、前橋、高崎の現職県議の中には、従来の基礎票の半数を失うと嘆く者も出ることになった。

 もう一つの大きな変化は定数の削激である。これも議員の身分に直接関わる大問題であり、激論が交わされた。ここでは、知事が独自の削減案を出したために、議論は一層複雑となった。結果は、議会案の通り、56議席から6議席減らして50議席となったのである。ちなみに、知事案は45議席に減らせというものであった。

 このような事態は、選挙戦を間近にして、切実な問題を生じている。迫り来る現実の重みは予想していたことをはるかに超える。そして、変革の厳しさは、大きな津波のように迫りつつある。 

それを示す数字が、「13」、「8」、「5」であり、これらは、今24時間、私の脳裏を離れることがない。13は前橋市・富士見郡区の予想される立候補者の数、8は、定数、5は、落選者の数である。特に「5」は、日を追うごとに、不気味な黒い雲のように迫ってくる。

 平成の大合併は、時代の大きな変化に対応出来るように自治体の形を変える試みである。合併は選挙区を変えるだけではなく、人々の意識も変える。選挙に関して言えば、有権者は新しい自治体にふさわしい代表者を新しい目で選ぼうとしているようだ。選挙民の意識の変化を肌で感じるのである。

 選挙というと冷笑する人もいるが、虚の部分もある民主主義の実の部分を積み重ねていく手段が選挙である。来年は選挙の年といわれる程、重要な選挙が続く。有権者は目を肥やして候補者の動きを見て欲しい。私は政策を訴えて貴重な一票を頂く姿勢を貫きたいと思う。(選挙に関する有権者の関心が高まることを願って。読者に感謝)

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