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2006年11月 2日 (木)

インターネットで殺人依頼、復讐代行サイト

 昨日は決算特別委員会があり、審査の対象は教育、警察関係だった。午前中の教育関係では、私は、「必修漏れ」問題について持論の教育論を展開して質問した。

 質問に関連して一つ要望したことがある。それは、「必修漏れ」の本質を理解しない人が多い、教委は校長等を集めて説明し生徒や父母に理解が広がるように努めるべきだ、ということである。昨日も書いたように、必修科目とする目的は、複雑で高度な社会を生き抜くための力を育むことである。だから大学受験の科目にないからという理由で教えないというのは、高校が教育を放棄するに等しいのである。実は、大学受験のためにも、直接試験科目になっていない広い教養が役立つことは、受験の経験者なら分ることなのだ。このことにも触れて発言した。

◇午後の警察関係では、インターネットを利用した犯罪、及びインターネットの有害情報から少年を守る問題を取り上げた。新しい型の犯罪としてインターネットを利用した犯罪は、今後益々深刻になるだろう。又、インターネット上の有害な情報から子ども達が受ける悪影響も同様である。

◇「出会い系サイト」、「自殺サイト」、「復讐サイト」など、サイトという言葉がしきりに使われる。「サイト」とは場所のことで、インターネット上で情報を提供する「場所」、「掲示板」を表わす用語として使われている。私が質問したインターネット利用の犯罪には実にいろいろなものがある。サイト利用もその例だ。

報道された興味ある事件を取り上げる。私の知人のある女性がテレビで知って、「この人馬鹿ねえ」と笑ったA子(32)は、職場の上司Bと不倫関係にあった。BはA子に暴力を振るうようになる。A子はBに裏切られたと感じ愛情は復習心に変わる。A子は、インターネット上の、有償で他人に恨みを晴らすと宣伝する「復讐代行サイト」を見つけ、Bの殺害を依頼した。サイトの管理者・Cは着手金165万円を受け探偵業と称するCを紹介する。BとCは計画費、必要経費等として数回にわたり計1500万円をだまし取った。A子はサラ金から借りてこの金を払ったが、殺害が実行されないので、「だまされているのではないか」と警察に相談した。「馬鹿ねえ」、というのはこの点を指している。

A子は、起訴猶予、Bは傷害罪で逮捕され50万円の罰金刑、BとCは詐欺罪で有罪判決を受けた。

また平成17年に次のような事件もあった。無職の男(49)は長男(25)と共謀し、電子掲示板サイトに「半殺し50万円。殺したら100万円。年内に達成なら倍額」と実父の殺害を依頼。(サイト)を見て引き受けた男は実父を本当に殺した。長野県の事件である。

このようなおかしな事件が次々と起きている。インターネットを介して何でもありの社会になりつつあるのか。虚と実が入り混じって社会が崩れていくのを食い止めねばならない。

(健全なインターネット社会の実現を願って。読者に感謝)

★土・日・祝日は、以前からのご要望により「上州の山河と共に」を連載しております。

11月10日グリーンドームで面白い集いがあります。読者の参加を期待しております。

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