« 『上州の山河と共に』中村のりお著 連載(10)「元総社時代」 | トップページ | 号外も出た、核実験、超兵器の意味 »

2006年10月10日 (火)

北朝鮮の核実験のニュースで持ち切り (9日)

  地域を回っていたが、車のラジオと家庭のテレビはこのニュースで持ち切りだった。人々は高い関心を示していたが、受け止め方はまちまちで、多くの人は現実の不安を抱いていないようであった。

 9日午前10時35分、北朝鮮は遂に核実験を断行した。私達は他人事と思わずに注目し真剣に考えなければならない。この出来事は、日本外交の重大事と重なった。前日、8日、安倍総理は中国を訪問した。日中首脳会議で、双方は、北朝鮮の10月3日の核実験生命に深い憂慮を表明した。そして9日、安倍総理は韓国に飛び、日韓首脳会議が行われたが実験はその直前の出来事であった。「まさか、北朝鮮が日本に原爆をぶっ放すことはねえだんべ」農家の親父さんは笑いながら言っていた。

北朝鮮が核実験に成功したとすれば、また事実上の核保有国が増える。核兵器を持つ国を、米・ロ・英・仏・中の五カ国に限定し増やさないことを目的とした条約が核不拡散条約で、189カ国が加盟する。実験に成功しているインド・パキスタン、そして、核を持つと思われているイスラエルは未加盟である。この未加盟国に更に北朝鮮が入る。

核を持つ国がどんどん増えることは恐ろしいことだが、その恐ろしさは、被爆国でないと分からない。しかも核を持とうとする国は政情が不安定で追い詰められた国である。イラクは攻撃された理由の中に核疑惑がある。イランが持とうとしているが、この国もイスラムの危険な国である。北朝鮮は日本と関わりの深い、特に危険な国である。なぜなら、一部の独裁者によって、重要な国の政策が決定されてしまう恐怖政治の国だからである。パキスタンのときと同じように、実験成功を喜んでいる国民の姿がテレビで放映されていた。それは、国民の知らないところで国の運命を左右する出来事が進められる現実を物語るものだ。

21世紀の現在、北朝鮮のような国が存在することが不思議である。外国人の拉致、外国の航空機爆破、ニセ札や麻薬の製造など悪の限りを尽くしている。正義のない国はいつまで持つのだろうか。多くの国民は飢えているといわれる。最近の大水害では3万人の死者が出て、食糧難が深刻らしい。普通なら、革命が起きて政府は倒れているだろう。それを抑えているのは力による恐怖政治である。時々テレビで見る涙を流して将軍様をたたえる美女軍団の姿は哀れだ。それは国民の姿を象徴する。

 国民を欺いて無理を重ねる政権はどのような運命をたどるのか。そのように世界中が注目していた矢先の核実験である。本当にやっかいなことになった。日本の外交力が試されるときが来た。これは、私たち一人一人が試されることでもある。「美しい国」とは、国民の心によって正義が支えられる国だと思う。

(北朝鮮問題が落ち着くことを願って。読者に感謝)

★土・日、祝日は以前からご要望のあった「上州の山河と共に」を連載しております。

|

« 『上州の山河と共に』中村のりお著 連載(10)「元総社時代」 | トップページ | 号外も出た、核実験、超兵器の意味 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 北朝鮮の核実験のニュースで持ち切り (9日):

« 『上州の山河と共に』中村のりお著 連載(10)「元総社時代」 | トップページ | 号外も出た、核実験、超兵器の意味 »