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2006年9月13日 (水)

文教・警察の県外調査、米原高校のこと

 朝、前橋駅に駆け込みプラットホームに立つのと、目の前で電車のドアが開くのが同時だった。ケータイが鳴る。「間に合った?」運転してきた妻の声であった。雨の道はかなり渋滞していたのだ。高崎から新幹線に乗り滋賀県立米原高校に向かう。真下誠治委員長以下総勢12名。

 普通科に英語コースを設け、ここに力を注ぎながら全体として特色ある高校づくりに取り組む姿、これを見るのが目的である。形どおりの学校説明が始まったと思っていたが、西尾校長の気取らない態度や英語担当教師の話に接し、かなり「本物」かという印象を先ず受けた。

 その後、英語の授業を見た。教壇には外国人と日本人の若い女性教師が立ち、彼女は熱心に英語で指導している。二人一組で向き合っている生徒のノートを覗き込むと、テキストの中味について、自分の考えを英語で書いている。ディベート(討論)の一環であった。テーマは、見合い結婚と恋愛結婚。

 この学校は、文科省から「スーパーイングリッシュハイスクール」また、県教委から「確かな学力向上プロジェクト(英語力増進)」の研究指定校となった。私が感銘を受けたことは、先生のやる気が生徒のやる気を引き出し、そのことが生徒の能力を引き出している点だ。

 一つの特色として高大連携(高校と大学)があるが、大学の教授の指導の下、先生たちがディベート(討論)を行うのを、生徒にも公開したという。また、例年3年生にTOEICを受験させる際には教師も生徒と共に受験している。授業は基本的に常に公開である。

 授業を見て、生徒たちは、大学受験のためにいやいや英語を勉強するのではなく、自分の将来のために強い意欲を持って学んでいるという印象を受けた。数学や国語の授業ものぞいたが真剣な授業が行われているようであった。英語コースの努力が波及しているのであろう。

 群馬でも高校が全県一区になった。生徒は特色に目をつけて高校を選ぶ時代が進む。良い高校の姿は中小に波及する。米原高校には学ぶことが多いが、特に教師の姿勢は重要である。そして、群馬県でもこのような気運が、小学校中学校も含めて全ての学校で盛り上がるなら、どんなに素晴しい成果を生むことだろう。

 私は、米原高校の調査の感動を県教委の人たちと共有したいと思った。警察関係は一人参加して熱心に耳を傾けているが、教委からはゼロである。共に力を合わせなければ難問を解決することは出来ない。教育委員が教育行政の重要課題を認識していない例を知ったが、それで重い責任を果たせるのであろうか。教育委員会の形骸も一部で言われている。教育委員が「調査」に参加した例はないのではないか。良い調査先を研究し、共に調査して良い成果を持ち帰る。そのために勇気を出したい。つまらない「小事」に関わることは子どものためにならないことだ。(今後の良い調査が実現することを願って。読者に感謝)

★土日は「上州の山河と共に」を連載します。

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