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2006年9月 8日 (金)

この際皇室を知ろうではないか

 農家のおやじさんが、いきなり「よかったのぅ」と言ってにこにこと笑った。この分だと日本中が男子誕生を喜んでいるに違いない。跡継ぎの男子が生まれず天皇制の危機が叫ばれていた時から国民の喜びはひとしおだったのだ。

 天皇についての定めは基本的には憲法にあるが、その他の法律は皇室典範である。憲法上重要なことは「象徴であり政治に影響を与えることは出来ない」、つまり、「シンボルであり実権はない」ということ、そして「世襲のものである」こと等である。

 皇室典範では、皇位は男系の男子が継ぐものとしてその順位は、先ず天皇の長男の系統が優先し、これがない時天皇の次男の系統に移る。だから天皇の長男である皇太子が一位。皇太子に男子がいれば二位となるが、いないので次男の系統に移り、次男の秋篠宮が二位、今度生まれた男子が三位となる。もし皇室典範が改正されて愛子さまが資格者になれば愛子さまは皇太子の次の二位になられる。

 男子が生まれたために皇室典範を急いで改正する必要はなくなった。しかし、問題が先送りされただけである。皇位継承資格者の男子がないという状態はこれからも起こる可能性が大きいからである。

 皇室典範の改正に関して意見が激しく対立したのは、「女系天皇」を認めるか否という点である。地域の人と話した時、「女系天皇」の意味が分からないと言われた。「女系天皇」とは、女性の天皇と直接つながる天皇のこと。愛子さまが天皇になられても、その父(現皇太子)は男性天皇だから女系天皇ではない。愛子さまが天皇になられ、そのお子様である女性が天皇になられたとき、これが女系天皇である。反対する人は、女系天皇を認め出すと、皇室の家系が民間と変わらなくなってしまうと言張する。女性の女系天皇が皇室外の男性と結婚して、その子が女性天皇となりまた皇室外の男性と結婚してその間の子が女性天皇となるというように次々繰り返されると民間の血と変わらなくなってしまうというのだ。女性天皇は認めるが女系天皇は認めないとする立場は、愛子さま一代限りを考えている。

 天皇制の歴史で8人の女性天皇がいるが全て一代限り。その父は男性天皇であった。男性天皇が維持できたのは、側室の制度があったからだ。現に多くの天皇は側室の子だったといわれる。側室の制度を復活させるというような考えは、今日、論外である。

 ところで男子誕生を祝う大手百貨店の様子は、野球の優勝チームを祝うときのようだ。経済効果は1.500億円ともいわれる。こんなことより、新しい命の誕生を素直に祝うムードを大切にするべきだ。学校では、天皇制を考える機会として生かすこと、及びこの新しい命が育つ将来の社会がどうなるか、などをかんがえさせること、これらに力を入れるべきだと思う。

(象徴天皇を支持する輪が更に広がることを願って。読者に感謝)

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