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2006年9月 9日 (土)

中学生に温暖化と代替エネルギーを話す

 地域を回っていたら、ある家の中学生に質問をうけ、話す機会があった。学校で、地球温暖化が話題になったのだという。聞いていて、切実な社会問題を生きた教材として使い教科の深い理解につなげるべきだと思った。

 地球温暖化が原因とされる異常気象は年々激しくなっている。台風の多発、異常降雨、異常な暑さ、これらはどの国でも起きているが最近の報道によれば、地球的規模で変化が起き地球が狂いはじめたと思える状況である。南極と北極の氷が溶け始め、海面が上昇している。南の島では移住を始めているところもある。

 アメリカの研究チームによれば、海面上昇は百年間で1m以上すすみ、将来は6m上昇する。地球温暖化の主な原因は二酸化炭素・CO2だ。

石油(ガソリン)の主成分は炭素・Cだから、これを燃焼(O2と結合)させるとCO2が発生する。だから、石油の利用を抑えることがCO2対策として重要で、石油にかわるエネルギー源が模索されている。太陽光、風力、地熱などが身近な例だ。

 最近注目されるのがバイオエタノールである。世界中が車社会になった今日、ガソリン(石油から精製)の消費がCO2増大の最大の原因なのだから、ガソリンにかわるバイオメタノールが注目されるのは当然だ。

 政府は、バイオエタノールをガソリンに混ぜて(8%混ぜる)使用することでガソリンの消費を少なくすることを考え、来年度から首都圏のスタンド50か所で試験販売する計画だ。

 「バイオエタノールって何、なぜCO2を増やさないの」中学生がたずねた。バイオは植物、エタノールはアルコールのこと。つまり植物からつくったアルコールのことである。使われる植物はサトウキビやトウモロコシ。「アルコールだって燃やせばCO2がでるでしょう?」。賢い中学生は更に追求してくる。確かにCO2を出すが、それは植物が吸収したものが原料だからトータルとして空中のCO2を増やさないのである。植物は自分の体をつくる成分としてCO2を吸収している(光合成)。

この点、地底から掘り出した石油を燃やした場合、地上に新たにCO2を作り出すのと異なる。 

 私は、中学生に昨年ブラジルを訪ねた時の体験を話した。見渡す限りの広い地域でサトウキビが作られていた。エタノールをつることが目的である。私は、ガソリンスタンドの表示に注目した。ガソリン、アルコールと表示があって、両方を使えるようになっている。関心をもって帰国したが、その後、沖縄の宮古島で、政府はサトウキビを栽培して実験していることを知った。温暖化は待ったなしだから、バイオエタノールの流れは今後大きくなるだろう。学校では、この問題を、環境、理科と結びつけた生きた教材として作って欲しい。中学生は大いに興味をもったようだ。

(クリーンエネルギーが広がることを願って。読者に感謝)

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