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2006年9月19日 (火)

眠れぬ夜、山岡鉄舟に出会う

 一日が短いことが悔しい。このところ、やることが多くて、この感が募(つの)る。

身体は疲れているのに神経が高ぶって眠れぬ夜があった。書斎で寝ているが、手の届く位置にライトが伸びている。スイッチを入れ、頭の上の書棚から手が触れるままに、一冊の本を引き出した。見ると幕末の傑物・山岡鉄太郎を描いたもの。山岡は剣の達人で書にも優れていた。鉄舟は号で、勝海舟、髙橋泥舟と共に幕末の三舟と言われた。

 パラパラとめくっていて、私が目を止めたのは、鉄舟の歌である。力強い筆致で、「打ち合わす剱の下にうれいなく、身を捨ててこそ生きる道あれ」、「死に切って見れば誠に楽がある、死なぬ人には真似もできまい」。幕末の動乱を命をかけて生きた姿が偲ばれる。自分の生き方などは、まだまだ甘いと思った。そして気持ちが楽になった。良質の精神安定剤を見つけた瞬間でもあった。 

 9月議会が始まる。今回は、私も質問に立つ。私が議長のときに始まった一問一答形式、そしてテレビの生中継、これらは議会改革の重要な項目である。しかし、これらは器であるから、それにふさわしい中味を入れなければ、器も生かせない。

 先日の日記でも少し触れたが質問項目は、教育行政、少子化対策、県立病院改革、治安対策その他になる予定。教育行政については、中学校にアンケートをお願いした。実態を知らなければ質問も空振りになる恐れがあるからだ。

 アンケート結果の中で、ニ・三気になることがある。一つは、歴史の副読本・「ぐんまが誇るふるさとの先人たち」がほとんど利用されていないらしいことだ。県教委が作るこの種の資料には、当然当たりはずれはあるだろうが、歴史教育の重要性を考える時、本気で作ったのか気になるところである。

 また、教師の多くが忙し過ぎると感じている点だ。文書の作成、報告事項、会議等が多すぎ、授業に支障が出ていると考えている教師が多くいる。教育改革の原点は授業の充実にある。教師が授業に全力投球できる環境をつくってやらなければならない。

 その他、近現代史の教え方、時間のとり方についてもたずねた。国際化時代の生きる力として英語力は欠かせないが、自国の近現代史について知識を持つことはより重要である。自分が立つ足元を知らないでは、自分の国を語ることは出来ないし、他国を理解することも出来ない。

 国を愛する心や郷土を愛する心は非常に大切なことだが、これとて、現代をつくり出した歴史の重要な過程を知らなければ育むことが出来ない。近現代史を教えることの重要さを改めて感じる。

(真の教育改革が進むことを願って。読者に感謝)

★土日は、以前からご希望が寄せられていたので、「上州の山河と共に」を連載します。

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