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2006年7月31日 (月)

夏祭りにちょっとした異変

 土、日は夏祭りで各地の町内が賑わった。祭りなどの行事に出る来賓的立場の人は、お包みを持っていくのが日本の習慣である。以前は、私も、寸志とかお祝いと書いて小額の金を持っていったことがある。しかし、政治家は、公職選挙法で、これは寄付として禁じられている。止めようと申し合わせてもいつしかずるずると復活してしまう。苦肉の策として「中村のりお後援会町内有志」と書いてウーロン茶を一箱(約千円)をもっていくこともあった。

 しかし、ある市議がみかん一箱を神社に寄付して書類送検される事件が起きた。そこで前の「日記」で書いたが、私は自民党前橋支部長として、支部の会議を開き、自治会代表にも参加を願い協力を要請した。連合自治会は、総会の決定に基づき「政治家から、夏祭り等に於いて寄付を受けとらない」という通知を全ての町の自治会に出してくれた。

土曜日14箇所の夏祭りに出たが、自治会の通知の効果が大きいことに驚いた。「名刺だけで来ました」というと、どこでも「承知しています」と明るい笑顔が返ってくる。今まで、何か後ろめたい気持ちでもじもじと物を出していたときと比べ受付の雰囲気が格段と違い、自分の心も明るい。物を受け取る側の自治会に受け取らない旨を周知徹底してもらったことが新たな局面をパッと開くことになった。金子泰造自民党幹事長は、前橋だけでなく、他の支部も、前橋方式を採用することになったと、私に話した。

 ことは夏祭りだけではないのである。前にも「日記」で触れたが、今回の出来事は、民主主義の発展のために大きな意義があると思う。「何故、民主主義と結びつくのですか」と問う人がいたが私は、こう答えた。「政治家が寄付をすることはそれによって票をもらうことにつながります。票を目的とした買収をなくすために政治家の寄付を禁じているのです。選挙は民主主義を実現するための最も重要な手段ですから選挙をきれいにするための寄付行為の禁止が、自然に笑顔のうちに実行されることは、民主主義の大いなる進展だと思いますよ」

 納涼祭ではいろいろな人といろいろ意見に出会う。私は、ある町の役員と次のようなやりとりをした。

「知事と議会が対立するのはよくないですよ」

「議会の役割はチェック機能ですから言うべきことは言います」

「知事をいじめているように見えます。本当に追及すべきことを追及していないではありませんか」

 私は、知事をいじめてなんかいませんと答えたが、世間ではこのように受け止める人が多いのだと感じた。これは、県議会が信頼されていないことの現われだと思う。そして、このように受け取られる傾向は知事選に影響するに違いない。大きな課題である。

(地域の民主主義が進むことを願って。読者に感謝)

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