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2006年7月 4日 (火)

九死に一生、死の淵からの生還

 630日の日記で、私の尊敬する高齢者が生死の境をさまよう重傷を負ったことを書いた。かなりのスピードで走っていた二つの車が正面衝突したのだからその衝撃の凄さは想像を超えたものであったらしい。しかも相手はトラックだからかなわない。

 昨日見舞うと、Kさんは意外に元気だった。生死を分けたものはシートベルトと自動車の人命優先のハイテク構造だった。年間1万人を超えていた交通事故死が平成5年以降減少し続け、平成16年には約7千人までになったが、これには、シートベルトの着用が大きく寄与したことが統計の分析からいえる。Kさんはシートベルトで助かったと語る。シートベルトはまさに命の綱であった。

 そして、正面と両側面からエアバッグが飛び出し、それによって、心臓、肺、顔面、脳が守られたという。また衝突時、エンジンは車体から外れたために、エンジンが身体下部に激突するのを免れた。現在は、車を壊すことによって人体への衝撃度を緩和する技術が進んでいるのだという。

 シートベルトはKさんの命を救ったが、下腹部へのベルトの圧迫力は凄かったらしく、小腸切断となった。2~3日は、薬の影響もあってか幻覚を見たという。三途の川の岸辺まで行って来たとしみじみ振り返るKさんは頑健ながら70歳半ばである。

 超高齢化社会が近づいている。警察庁は、世界一安全な道路交通を目指すといっているが、そのための最大の課題は高齢者の交通である。高齢者にとって車はなくてはならぬ交通手段である。そこで、高齢者のための道路交通環境を進めることは非常に重要であるが、同時に、車を人命救済に力を入れた構造に進化させていく必要がある。そのために、あらゆるハイテク技術を駆使すべきである。車は、いまや地球環境を壊す元凶の一つでもある。身近な問題としては高齢者の命を救うため、大きなそして差し迫った問題としては地球を守るために、日本の最先端の技術を傾注して欲しい。Kさんの事故からこのことを強く感じた。

◆昨日、留学生Sさんの事故について書いたが、日赤病院側が誠意を持って対応してくれた為、事態は好転に向かっている。脳の障害に関わることだから別の専門家の意見も聞きたいと被害者が考えるのは無理のないこと。院長自ら「セカンドオピニオン」の大切さに言及し、その時は資料を提供すると約束してくれた。病院も変化している。県立病院等の「セカンドオピニオン」について改めて「日記」で取り上げる考えだ。

(世界一安全な道路交通の実現を願って。読者に感謝)

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