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2006年7月20日 (木)

タバコの害とコロンブスの新大陸発見

 月一回の「ふるさと未来塾」でコロンブスを話したことがある。コロンブスの発見は、発見された新大陸の原住民にとっては、恐ろしい未知との遭遇で、スペイン人の残虐非道の侵略の始まりだったことから切り込んでいった。コロンブスの航海日誌には、発見した島々の一つで,「大勢の原住民の男や女が火のついた棒片と薫香に使う草を手にして通りすぎて行くのに出会った」と述べている.これは、原住民の習慣であるタバコであった。タバコは、コロンブスによってヨーロッパに伝わり世界中に広まった。

 喫煙は、今日、健康上の大きな障害として私たちの前に大きく立ちはだかっている。タバコの害が科学的にも明らかにされ、禁煙の動きが社会全体に広がっている。ニコチンによって血管は直ぐに収縮する。一服で血流が三分間にわたり滞るというデータがある。自分が吸わなくも隣の人が吸えば吸わされることになる(受動喫煙)。だから社会全体で禁煙にとり組まねばならない。県庁舎、県議会でも、喫煙場所を限定する動きが広がっている。広い自民党控室も、各議員の席に並べられていた灰皿が消えた。

 私の周辺でも禁煙が広がっている。長い習慣を改めるには努力が要る。また、意志の強さの問題である。私も40歳までかなりヘビースモーカーであったが、妻がガンにかかったのをきっかけに止め、以来一本も吸っていない。生活習慣病のことを書いたが、健康な生活習慣を築く第一歩は禁煙である。喫煙は肺ガン、動脈硬化、心臓病の発症率を高めることは,科学的に明らかである。

 ところで、社会一般で、禁煙が進む中で、若い女性の喫煙が目立つようになった。何かにつけ、女性の動きが目立つ時代であるが、若い女性の喫煙は妊娠や出産に対する悪影響が非常に大であるといわれる。非婚や晩婚が一種の流行のようになっているが、自分自身の幸せのため、また健全な社会をつくるため、若い女性に自覚と反省を求めたい。

 最近、健康増進法が成立した(02年)。この法律は受動喫煙の防止をかかげている。また、世界保健機構(WHO)は、毎年531日を、「世界禁煙デー」とすることを決議した。これは、タバコを吸わないことが社会習慣となるよう様々な対策を行うために設けられた。また、WHOは、たばこ規制枠組み条約を採取した(035月)。ここでは、広告、スポンサー行為の原則禁止、自販機から未成年者が入手できないようにするなどが内容。日本は、喫煙に関連した死者が毎年9万人と推定される。又、高3男子26%、中3男子5%が毎日喫煙しているという。社会が危機感をもって少年たちを厳しく指導すべきだと思う。

(喫煙のない生活習慣が広がることを願って。読者に感謝)。

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