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2006年7月 9日 (日)

テポドンが突きつけるもの

 6日の「日記」で本県の対応について書いた。7日、消防庁から本件に7発目が発射されたとの緊急連絡が入る。人々の間にも、ミサイルの危険性が現実のものと受け止められ関心と緊張感が高まっている。そして、私の周辺の人からは北朝鮮とはどういう国なのか、日本との関わりはどうなっているのかという声が聞かれる。航空機爆破、麻薬や偽札、日本人拉致、核、ミサイル発射、がらっと変わって、美女軍団や万景峰号、いったいどうなっているのか、近くて遠い謎の国、北朝鮮について正しい知識を持つことが何よりだ。

 朝鮮半島は、日本の植民地として支配されていたが、日本の敗戦により、加えて米ソの対立の下、北緯38度線を境にして、南北二つの国に分かれた。北がソ連中国に組する北朝鮮である。正式な国名は朝鮮民主主義人民共和国。民主主義という名称とは逆の国民の人権を無視した独裁の軍事国家であり、世界でもまれな歴史上の遺物とも言うべき国である。国民の目と耳をふさぎ、飢えさせている姿を見ると国家とは何かを考えさせられる。

 戦後の日本との関係では、昭和25年の朝鮮戦争は、復興の原動力の一つとなった朝鮮特需をもたらした。多くの日本人を拉致したことは、日本の主権を侵してなされた誘拐事件であり国家による犯罪である。「拉致」の重要性は重大な人権問題という点にある。アメリカを中心とした世界の国々は、人権問題は国境を越えた人類共通の問題と捉えている。

 今回のミサイル発射と共に世界が懸念することは、北朝鮮が核開発を宣言していることである。一番深刻な影響を受けるのは日本である。国民の批判と監視が許される民主主義国と違って、かつての日本のように軍部の独走をコントロール出来ない恐れがある。追い詰められた状況で何をするかわからないという恐怖が、現に、今回のミサイル発射に関して伝わってくる。

 このような状況で、自衛隊の存在と日米安全保障条約の役割がにわかにクローズアップされてきた。いずれも憲法9条と深く関わる問題である。非戦を国是とする日本が、北朝鮮とどのように向き合うか、日本人の英知が問われ世界が注目する。基本的に重要なことは、国民一人一人の自覚である。国を守る心、つまり美しい山河や大切な家族や同胞を守るという愛国心が今こそ求められる。

(ミサイルの問題が平和的に解決されることを願って。読者に感謝)

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