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2006年7月14日 (金)

パート募集に多くの応募が

  一人欠員が出るので募集の広告を出したら驚く程多くの応募があった。男女雇用機会均等法によって、女性に限って募集することは出来ない。しかし、結果として、一人の例外を除いて全て女性の応募者であった。面接をして、有能な女性が社会の多方面でいかに活躍しているかという実態を知った。女手一つで子どもを育てる姿も何人か見られた。世界22カ国を回ったという女性や海外のいろいろな所で働いた経験を持つ女性もいた。この女性が、サハラ砂漠の体験の中で、人々は助け合わねば生きられないから心が温かく豊かだと語っていたのが印象的だった。日本は豊かで人の助けを必要としないから、心が貧しくなっているのかもしれない。

◆熟年離婚を考える。

 私の事務所に応募する女性の姿を見て、女性の生き方につき隔世の感を抱いた。憲法が男女の平等を掲げて60年、まだまだ不平等はあるが、女性が自由に自己主張し、自分の考えで生きるようになった。これは離婚が多い一因だが、特に熟年離婚にこの傾向が色濃く影響しているようだ。

 熟年離婚が増えているが、最近3年連続して減っているのは、妻たちが年金分割制のスタートを待っているからだという。離婚に踏み切る場合まず考えるのは生計のことだから、年金を法律的に分けてもらえることは、離婚を考える妻にとって有力な武器だ。

 来年度(07年度)から夫婦が合意すれば、結婚期間中に収めた分の夫の年金を1/2まで分割してもらえる。(任意分割)。そして、08年度からは「強制分割」がスタートする。つまり、サラリーマンと専業主婦の夫婦は、婚姻期間中の納付は、夫婦で共同して負担したものとみなされるのである。今年10月からは、社会保険庁は、夫の厚生年金の納付記録を、そして50歳以上の人には離婚時の年金見込み額を教えてくれる予定である。

 団塊の世代が定年を迎える時が来ている。多くの離婚予備軍が年金分割制に注目しているのかもしれない。団塊世代の定年後の動向は高齢少子の社会にとって重大事である。熟年離婚は、この問題につながっている。

 かつての男性中心の社会では、離婚は男から言い渡すのが慣わしだったが、今や逆転しつつある。人生が長くなったが、高齢期を迎えると男は急激に、肉体的にも精神的にもパワーを落としていく。加齢と共によみがえる女性パワーを有効に社会参加に導くことが、活力ある社会を築くためにも重要である。

(団塊の世代の活力を生かせる社会を願って。読者に感謝)

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