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2006年7月11日 (火)

公職選挙法の遵守に自治会が協力

 私が泡沫に近い無名の存在から政治の世界に飛び込んだのは、昭和63年のことでおよそ18年が過ぎた。色々戸惑うことの多い世界であったが、中でも驚いたことは、何かにつけお包みをもっていろいろな会合に顔を出す習慣であった。世の中のために尽くすという考えなのに、何で金を持っていくのか、これが素朴な疑問であった。それが世の中に長く続いた陋習(ろうしゅう)であったのだ。

このような社会では、金銭的にも感覚的にもこのような習慣に耐えうる人が政治家になることになる。そして、政治を純粋に考える新人が政治の舞台に出ることが難しくなる。また、金のかかる政治は、政治家を利権に走らせる。結果として、政治の世界を卑しくし、魅力のないものにし、政治批判、政治離れを増幅し、社会は課題を抱えながら活力を失い行き詰っていく。普段日常もこのようであるから、選挙になれば、たかりの様相が色濃く現れることになる。このような事情は、地域社会の、ほとんど構造的といてよい特色であったといえる。(陋習:悪い慣わしの意)

 社会は急激に変化し、政治の役割は増大するにもかかわらず、政治不信はつのるばかりであった。このような、民主主義の過程をむしばむ流れを改めるためには、公選法を厳格に適用せざるを得ない。取り締まりは、厳しくなり寄付の習慣は多少改められたかと思われてもしばらくすると元に戻ってしまうという状態が繰り返された。そして、このような状況下、ミカン一箱で書類送検される議員の事件が起こるに至った。

 私は自民党前橋支部長として、自治会側の協力が不可欠と考え、支部の役員会に自治会幹部にも出席願い、事情を説明し、全面的な理解と協力を頂くことになったのである。自治会側から寄付は受け取らないという形をつくってもらうことは、空手で行くことの抵抗感をやわらげる意味で、私たちにとって、非常に有り難いことなのである。

 自治会連合会総会で賛同を得、文書化された事項は次のとおりである。

1.自治会主催の夏祭りなどの行事について。

 (1)自治会は、議員等からの寄付を辞退する。

 (2)自治会は、議員等に対して寄付を要求しない。

2.自治会主催の忘年会などの会費制行事について。

 (1)あらかじめ会費を設定し参加者に周知する。

 (2)これに議員等を招く場合は、案内文書に会費を明記し、会費以外の寄付は辞退する。

◆注として、文中の「議員等」には、各議員や知事市長、その候補者又は候補者になろうとする者、及び、この意味の「議員等」の後援団体が含まれることが明らかにされた。この文書は、民主主義を実現するための大きな意義があるものと考える。それは、せっかくつくられた合意を守れるかどうかという議員の意志にかかっている。

(健全な民主主義が育つことを願って。読者に感謝)

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