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2006年6月24日 (土)

本県のがん対策、がん登録事業

 国会が閉会となったが、今国会で成立した法律の中でがん対策基本法は特に重要である。今月17日の「日記」で重粒子線治療を取り上げながらこのことについて書いたが、この際、本県はがん治療を大きく進めるべきであると重ねて訴える。この新法で、期待されながら、個人情報保護の観点から実現しなかったのが、がん登録制度である。

「日記」で本県は、がん登録制度を実施していると書いたら詳しく知りたいという要望が寄せられた。

 本県では、「がん登録室」を設け、県医師会などの協力を得て平成6年から実施している。全てのがん患者の治療と経過そして結果につき情報を収集し整理分析することは、がんとの戦争に勝つために欠かせないことである。個人情報保護の関係では、がん登録実施要綱で、この事業に従事した者は、他に漏らしてはならないと秘密の保持が義務づけられている。

 現在、本県を含め34都道府県で実施されているが、全国一律で実施しないと十分な資料が得られない。民主党案では盛り込まれていたが自民党が反対した。国は、がん罹患率を激減させるといっているが、登録がなければ、正確な罹患率はつかめない。そして、罹患率がつかめなければ、これを減らすための有効な手段を打つことが出来ない。人の命を尊重する真に豊かな社会の実現は、がん撲滅にかかる。せっかく出来た法律であるが、検討すべき点である。同時に、現在、「個人情報保護」の行き過ぎが議論されていることも指摘しておきたい。

◆個人情報保護法の問題点。最近、情報を過剰に隠しすぎることが、日常の社会活動にも支障を来たすとして問題になっている。これは、個人情報保護法が施行されたことに関わる。この法律は。平成15年5月に成立し、原則として平成16年4月から施行された。

この法律の目的は、今日の高度情報社会において個人情報の扱いが著しく拡大し、個人の権利、利益が侵害される危険性が常にあるためその適正な取り扱いを確保しようとするものである。法律が正しく理解されないことから生じる実社会の混乱もあるようだ。問題は、何が個人情報に当たるか、それをどこまで利用出来るか等の点がはっきり示されない点にあると思う。見直しが論議されている。県では、群馬県個人情報保護条例が平成15年から施行されている。いずれ取り上げたい。

(本県のがん対策が大きく進むことを願って。読者に感謝)

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