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2006年6月25日 (日)

今月のふるさと未来塾はマリー・アントワネット(24日)

フランス革命は、今日の民主主義社会の基礎をつくった人類史上最大の出来事の一つであるが、いきなり難しい話では興味を持ってもらえない。オーストリアのハプスブルグ家から嫁いだ美しい女性がギロチンで処刑された話となれば、誰もが真相を知りたいと思うだろう。私の目的は、マリー・アントワネットの悲劇を通じてフランス革命に少しで近づいてもらうことだ。前回のクレオパトラに続いて今回も多くの人が出席した。

「フランス革命は、1789年、日本で浅間山の大噴火が起きた6年後のことです」私の話は、ここから始まった。フランスでは、この頃、毎年異常気象で農業は不作が続いたが、政府は国家予算が不足していたので重税をかけた。このことが、ベルサイユ宮殿で浪費の限りを尽くしているとして非難されていたマリー・アントワネットに対する国民の怒りを一層かき立てた。当時の異常気象の原因に浅間の大噴火があるという説にも触れた。

 多くの映像を使ったが、その中には、数年前私がフランスを訪ねた時のコンコルド広場やかつての牢獄コンシェルジュリーの光景もあった。3千人がギロチンで処刑されたといわれる革命広場は、今、エジプトから贈られた高いオベリスクが立ちコンコルド広場として観光の名所となっている。私が映っている写真を見せながら「血に飢えた民衆の熱狂と王妃の悲しい声が聞こえるようだった」と私は話した。コンシェルジュリーには、処刑前のマリー・アントワネットが捕らえられていた牢獄があった。14歳で結婚した時の美しい王妃と38歳で処刑される直前の老女となったような王妃の写真を並べて紹介すると会場からため息が漏れた。

 フランス革命の中で打ち出された、人権宣言は、人間の自由と平等を宣言し、その後の世界に計り知れない影響を及ぼし、その力は、今日に及んでいる。かつて、このふるさと未来塾で、フランス革命と奴隷解放について話したことがある。この革命が生んだ思想は直ちに世界をめぐり、カリブ海の奴隷たちを立ち上がらせた。黒人奴隷が白人の支配を倒して世界で初めて独立国をつくった。今日のドミニカである。先日、このドミニカへ移民として渡った日本人が日本政府を訴えた話にもの及んだ。楽しい一時があっという間に過ぎた。

(フランス革命の歴史に興味を持たれることを願って。読者に感謝)

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