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2006年5月20日 (土)

ホームページのこと

 前日、議長の挨拶についての思い入れについて書いたが、もう一つ初心を貫いてきたのが、ホームページの「議長日記」である。

 これまで、県会議長は、県民から遠い存在で、どんな人が何をしているのか分からなかったのではないか。このことは、県議会が県民から離れているということであり、地方分権の時代における県議会の在り方として好ましいことではない。そこで、ホームページで「議長日記」を始めたのである。

 新聞やテレビなどのメディアが発達し、情報は洪水のように流れる時代であるが、議会に関する人々の関心は薄く、情報はなかなか受け止められないようだ。私は、情報の流し方には工夫が必要で、新しい情報の広場には新しい視線が集まるものと考え、「日記」をその広場にあてようとした。

 手を抜かないで続けている甲斐あってか、アクセスもコンスタントに増えてきた。これまでの一日の最高のアクセス数は693である。これだけの人の「広場」が空間を超えて電波の力で瞬時に開けるのは、正に現代の魔法である。稀には、地球の反対側、ブラジルからもアクセスがある。事態を謙虚に受け止めて「広場」を大切にしていきたい。「情報は心の糧、生きるための力」を掲げて、議長を辞めても「議員日記」として続ける考えである。

「あなたが裁判員に選ばれたらどうするか」

 前橋地裁で県民が裁判員として参加した模擬裁判が行なわれた。強盗致傷事件の被告人の刑につき、6年を主張する人、3年を主張する人などがあったと聞く。もし、裁判員に選ばれたら人の人生を左右する判決にかかわることになる。その重責を果たせるか、誰もが不安になるだろう。

 裁判員制度については、4月6日の「日記」で取り上げた。くじで選ばれた一般人が重要な刑事事件の裁判に参加するのだ。裁判に国民の健全な社会常識を反映させるのが目的である。平成21年までに施行される。今から関心を高めておかねばならない。対策は、毎日のように報じられる事件につき裁判員になったつもりで有罪か無罪か、刑の重さなどを真剣に考えることだと思う。

 私は、ヘンリー・フォンダ主演のアメリカ映画、「12人の怒れる男たち」を思い出す。17才の殺人容疑者の表決について12人の陪審員が議論する。一人だけ無罪を主張する陪審員(フォンダ)の粘り強い説得が他の陪審員を動かしていき遂に無罪の結論に至る。この男がいなかったならと考えると恐い。アメリカの陪審制は、評決に裁判官は加わらず陪審員は有罪か無罪かを決める。量刑にはタッチしない。日本の裁判員制度は、裁判官も加わって、有罪、無罪の他に量刑にまで関わる。この制度が育つためには国民が司法につき学ぶことが求められる。

(ホームページの広場が広がることを願って。読者に感謝)

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