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2006年5月23日 (火)

全国植樹祭、天皇は語った(その2)

 この大会のテーマは、「ありがとう未来へつなげ森のめぐみ」である。大会会長は、衆議院議長の河野洋平氏。河野氏は、「森は古代より、人々の生活を支えてきた、森を次の世代に引き継がなければならない。京都議定書が出来て森林の果たす役割は大きくなった」などと語った。

 天皇陛下は、ご挨拶の中で、50年前の昭和32年に岐阜県で第8回国土緑化大会が行なわれたが、その翌年から全国植樹祭が始まったこと、陛下御自身も昔この地を訪れ、枝打ちの人が見せた逆さおりの技が心に残っていることなどに触れられた。そして最後に次のように述べられた。「森は、かけがえのない役割を担います。森の活力を維持することに若い人が関心を持ち、学校教育でもそのことに力を入れていることは心強いことです。全ての人が森をつくることに加わっていくことを願います。」

 それから、両陛下の御手植え、御手蒔きが行なわれた。天皇は、うすずみ桜、イチイの木、ほうの木を、皇后は、ねむの木、とちの木、きはだをそれぞれお植えになった。イチイの木は岐阜の県木である。続いて、天皇は、かつら、ひのきの種子を、皇后はイチョウ、こぶしの種子をそれぞれお蒔きになられた。ひのきは、重要な県産材で東濃ひのきはブランド品となっている。

 岐阜県における全国植樹祭の最後の行事は、来年の開催地北海道へのバトンタッチだった。高橋北海道知事は、魅力あふれる北の大地を楽しんで頂けるよう観光のくにづくりをすること、持続的な森林づくり、木質バイオマス、木育などに力を入れ、北海道らいしい森林政策をすすめること、そして、岐阜の思いを560万道民に伝え、「明日へ未来へ北の大地の森づくり」をテーマに北海道の植樹祭を実現したい、と熱いメッセージを送った。

 今回の植樹祭を通して感じたことは、豊かな森林は、大昔から私たちにとってなくてはならないものであったこと、それが今日、ますます重要になったこと、そして、森を守り未来へつなげるために子どもたちの力が非常に大切だということである。天皇陛下が、学校教育に於いて、森林に力を入れることの重要性について触れられたのも同じ考えだと思う。

 北海道知事は、「木育」という言葉を使った。「木育」とは、「木とふれあい、木に学び、木と生きる」ことを目的とする取り組みで、北海道が初めて始めたものだという。最近、「食育」という言葉が注目されている。「木育」もこれから注目されることになると思う。「木育」については、「食育」と共に明日の日記で取り上げる予定。

(森に対する理解が広がることを願って。読者に感謝)

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