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2006年5月31日 (水)

議長室を整理、一抹の淋しさ(29日)

 30日に議長退任となるので議長室を整理した。妻と事務所の者が私物を運び出す。雑然としていた机や戸棚は久しぶりに片付けられたが、その後の空間に寂寥感が静かに流れるように感じられた。妻が神妙な顔をして、御苦労様でしたといった。

 議長としての挨拶は、この日二つあった。群馬県商工会連合会の通常総会と群馬県観光協会の総会である。商工会連合会の総会では注目すべき変化があった。近藤英一朗会長が、会長職を勇退するというのだ。近藤氏の存在は、群馬の商工会の歴史で一時代を画したといえる。退任を口にする近藤氏の胸中は想像できる。大正2年2月生まれの93歳。控え室で私と語る近藤氏は、かくしゃくとして、まだ、視線も衰えていない。人間の可能性について夢を与えてくれる近藤氏の姿だと思った。

 群馬県観光協会の総会は、問屋町の問屋町会館で行なわれた。県の金井観光局長が職員と共にハッピ姿で入口に立っていた。営業スタイルは観光に打ち込む県の姿勢の現われだ。ここの挨拶が本当に、議長として最後のものだと感慨をかみしめながら、私は登壇し、次のように挨拶した。「観光とは、有名な山や温泉だけではありません。私たちは、色々な所へ出かけて、そこで生きづいている伝統や文化とそれを支える人々の温かい心に触れる時、心を打たれるものです。そして、今日、ゆとりと心の豊かさを求める時代が進んでいます。群馬は地域社会に様々な歴史や文化が眠っていて観光資源が豊富です。それを心で生かす時が来たと思います。」

◆事務局職員に感謝

 議会と執行部の間に緊張関係が続いた一年であった。職員は、議会を支える立場を認識して、斉藤事務局長以下よく頑張ってくれた。とかく慣例に従わないところがある私を温かく支えてくれたことに心から感謝したい。

◆「議長日記」はどうなるのかと聞かれた。「長」を「員」にかえ、「議員日記」として続ける考えである。「日記」は、一日も休まず続けてきた。続けるうちに読者の意見やアドバイスもあり、私自身も工夫を重ね、進化してきたかと思う。当初の目的の通り、議会のこと、県政のことを私の考えを交えて伝えるという情報伝達の一つのルートが出来たと思う。

「情報は生きる力、心の糧」ということを掲げてこれからも読みごたえのある情報の提供を心掛けるので是非読んで頂きたい。過去の日記はプリントし、少しずつを手作りの冊子にまとめ、「県政報告」として読んで頂いている。この「日記」についても、新たな一歩が始まる時が来た。

(県議会と県民のパイプが充実することを願って。読者に感謝。)

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