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2006年5月28日 (日)

今月のふるさと未来塾はクレオパトラ(27日)

 歴史に楽しく接近する方法の一つは興味ある歴史上の人物を導入部で取り上げることである。そこで今回は世界史上の美女クレオパトラを取り上げた。もとより美女だけを語ることが目的ではないが脱線して興味をそそるいくつかのエピソードにも話は及んだ。

 クレオパトラは、プトレマイオス朝の最後の女王である。王家の習慣である近親相姦によって生まれ、彼女も父王の遺言に従って実の弟と結婚したとされる。プトレマイオス朝はアレクサンドロス大王の死後分裂して出来た王国の一つで、エジプトのアレキサンドリアを中心として始まったギリシャ人の王朝である。だからクレオパトラもギリシャ人なのだ。

 プトレマイオス朝及びアレキサンドリアにつなげるためにアレクサンドロス(アレキサンダー)の物語にも触れた。古代最大の哲学者アリストテレスを家庭教師として育ったアレクサンドロスは、20歳で国王となりギリシャを征服し東方遠征に出発し33歳で亡くなった。征服した各地にその名をとった都市をつくったがエジプトのアレキサンドリアはその最大のもので当時の世界の中心となった。

 クレオパトラの頃、ローマの力が拡大しエジプトにまで及ぶことになる。ローマの将軍カエサル(シーザー)にクレオパトラは奇抜なアイディアで接近した。52歳のカエサルと21歳のクレオパトラはその日のうちに結ばれたという。クレオパトラとすれば、自分の王国を守るための捨て身の勝負だったかもしれないが、ローマから見れば色気で将軍を誘惑した妖婦ということになる。中国では絶世の美女のことを傾国とか傾城といった。その代表が楊貴妃で長恨歌では、「漢王色を重んじて傾国を思う」とある。クレオパトラは正に傾国の美女ということであろうが、本当に顔が美しかったかは諸説あるらしい。

 カエサルの死後、クレオパトラはアントニウスと結婚し2子をもうける。アントニウスがオクタビアヌスに破れると、クレオパトラも破局を迎え自殺する。毒を飲んだとも、毒蛇にかませたともいう。39歳だった。紀元前30年、今から2036年程昔のことだ。ローマは、アントニウスを破ったオクタビアヌスによって帝政が始まる。キリスト教は人類の壮大なドラマとしてその後世界に広まる。そして、この頃、帝国のいっかくでイエスが生まれ、やがてキリスト教はローマ帝国内に広がることになる。

 映画のことにも触れた。エリザベステーラーが演ずるものとビビアンリーが演ずるものとがある。クレオパトラが男をひきつける内なる魅力を持っていたことは確かだろう。

楽しい一時があっという間に過ぎた。

(人々の歴史認識が深まることを願って。読者に感謝)

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