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2006年3月 1日 (水)

県内全高校に議長のメッセージを送る

 今年も多くの高校生が卒業する。公立校の内訳を見ると、全日制は73校で14,064人、定時制は14校で273人、盲、聾、養護は11校266人、計14,825人である。この他、私立校の多数の生徒が卒業する。現在、県議会の開会中であり、各県議は卒業式に出られない。そこで、議長の私が、代表して、全校にメッセージを送ることになった。新たな思いを胸に一歩を踏み出す若者に、私の願いを込めて書いた文である。若者の将来は、県民全てにとって大切なことなので、議長日記でも紹介したいと考える。

「ご卒業おめでとうございます。

群馬県議会を代表して、心からお祝いを申し上げます。

 皆さんの胸には、それぞれに、様々な思いがあると思います。

 しかし、人生の次の場面で幸運をつかむために、頑張りたいという熱い思いは共通のものでありましょう。

 皆さんを待ち受けるものは、歴史を振り返ってみてもかつてない程、大きく開けた社会であり、そこには限りない可能性があります。

 例えば、科学はますます進歩して、生活は便利になり、世界のどこへも出かけてゆくことが可能になるでしょう。

 しかし、皆さんが生きる社会は、同時に、たいへん複雑で、生きるのに難しい社会でもあります。生きる力を身につけなければ、自分を見失って、大きな波にのみ込まれてしまう危険すらあります。

 ここで、生きる力とは何かを考えたいと思います。学問や技術は、もちろん生きる力の不可欠の要素ですが、物事にチャレンジする勇気、苦しさに負けない忍耐力、このような心の力こそ、若者としての生きる力の本質であると思います。

 このような心の力は、一朝にして出来るものではありません。それは、理想を求めて、努力を続ける過程で生れるものであり、小さな成果の実績のうえに培われるものであります。

 現在、ニートと呼ばれる働く意欲のない若者が、数十万人もいるといわれますが、悲しむべき事であります。

 人生の先輩として、皆さんに望みます。

 この世に生を受けた貴重なチャンスを生かして、幸せをつかんで下さい。小さな勇気があれば、一歩を踏み出すことが出来ます。小さな忍耐力があれば、踏み出した一歩を続けることが可能です。

 失敗を恐れることはありません。再び挑戦出来ることが若さの特権なのですから。

 皆さんのお一人お一人が、時代の激流に飛び込み、素晴らしい岸辺に泳ぎつくことを祈ってお祝いの言葉といたします。

平成1831日  群馬県議会議長 中村紀雄」

「高商野球部激励会」(28日)

 センバツ出場が決まり、その活動を期待して、激励会が議会棟の一室で行なわれた。少年たちの視線には白球を追う真剣さが感じられ、学生服の輪郭からは鍛えられた身体の逞しさが伝わってくる。全員野球が特色、と校長は説明した。

 教育改革が目的とする「生きる力」は、健やかな体、豊かな人間性、確かな学力から成る。きびきびと自己紹介する少年たちの姿からこれらが一つになった新鮮な力がうかがえる。幸運を祈った。

 先日は、同じ高崎商業高校の女子バレー部の全国出場を祝い励ます会が議長室で行なわれ、少女達の真摯な様子に打たれたばかりである。

 一筋に打ち込む若者の姿からは、社会の明るい未来が感じられる。

(群馬の高校生の明るい未来を願って。読者に感謝)

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