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2006年2月10日 (金)

女系天皇と女性天皇

  新聞、テレビでこの問題が出ない日はない。そこへ紀子さまご懐妊のニュースが重なったから一層にぎやかになった。今月、19日に始まる尾瀬国体に秋篠宮さまと紀子さまがご出席の予定と知れば、群馬県人は、この皇室のニュースを一層身近に感じることだろう。

ところで、女性天皇は分かるが女系天皇というのは分からないという人が多いらしい。現在の皇室典範は、このどちらも認めないが、改正案は、両方を認めようとしている。これに対し、女性天皇は歴史上に例があるが、女系天皇は一つも例がないということで、これを認めることは連綿と続いた皇室の歴史を変えるものだから認めるべきではないという反対論がある。

 女性天皇と女系天皇を認める典範に立って考えてみる。現在の皇太子が将来天皇になられ、その次に愛子さまが皇位につかれた場合、女性天皇の誕生であるが、これは男系天皇である。愛子女帝は父である男性天皇と直接つながっているからである。このような男系の女性天皇は史上8人おられる。問題は、愛子さまが御結婚されてお生まれになった子が皇位につく場合、それは女性の天皇に直接つながる天皇なので、これを女系天皇という。このような例は長い皇室の歴史に一例もないというのだ。飛鳥時代の推古天皇を初めとする8人の女性天皇は、それぞれ一代限りで、その子が帝位を継ぐということはなかったのである。

 天皇陛下のいとこにあたる寛仁さまが心配して語るところによれば、女系天皇を容認すれば、女性天皇が皇室外の男性と結婚しそこで生れた子が女帝となりまた皇室外の男性と結婚し、次々と同じことが繰り返されれば、皇室の家系は民間と変わらなくなってしまうという。しかし、ここまでこだわるのかという意見もあるだろう。ワシントンポストなどは、「世界最古の男性支配の皇室」と表明している。

 これからの天皇制は、国民の支持と理解がなければなりたたない。私たち国民は、正しい知識を得て大いに議論すべきだ。

 今国会で皇室典範の改正を実現させようという動きに、紀子さまの懐妊は待ったをかけた形になった。お腹の子の性別は間もなく分かるというが、国民がしばらく冷静に考えるためにも、男子か女子かの判別は、コウノトリが運んでくるまで待った方が良いのではなかろうか。

 学校の授業でも天皇制を教える良い機会である。神話の天照大御神、3世紀邪馬台国の卑弥呼も女性だった。

(紀子さまの無事出産を願って。読者に感謝)

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