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2006年1月31日 (火)

憲法が話題になっている。改正、女帝など

昨日、憲法に触れたら、「憲法に近づきたい」という反応があった。憲法は、最も大切な社会の基盤なのに、これまで、多くの人々の意識から離れた存在であった。それが最近にわかに近づいてきた感じである。「改正」や女性天皇のことが大きくクローズアップされるようになったからであろう。一般には近づき難いとされる憲法に、社会問題をきっかけにして入り込むことは、憲法を理解するための一つの方法である。

小泉首相は、今月20日の施政方針演説の中で、次のように述べた。①「象徴天皇制度は、国民の間に定着しており、皇位が将来にわたり安定的に継承されるよう、皇室典範の改正案を提出します」②「憲法の見直しに関する議論が各党で進んでいます。新しい時代の憲法の在り方について、国民とともに大いに議論を深める時期であります」

戦後の日本のスタートとなった日本国憲法の公布は昭和21年のことであり、敗戦の翌年であった。正に、焦土の中から立ち上がる民主国家の基盤となった。しかし、戦勝国から押し付けられた憲法ということも絶えずいわれながら今日に至っている。

①天皇は、国政に関する権能はもたなくなり国民統合の象徴(シンボル)となった。そして、その地位(皇位)は世襲とされ、皇室典範という法律に従って受け継がれる。このように憲法で定められているのだ。そして皇室典範では、行為を受け継ぐものは男子に限られることになっている。小泉首相の演説で、「皇位が将来にわたり安定的に継承される」ために、皇室典範の改正が必要だとする意味は、女子にも認めないと、男子がいない場合には、皇位が切れてしまうからである。

②日本国憲法が出来てから60年。世の中は大きく変化しているのに一度も改正されていない。最近、改正が問題にされているが、日本にとって、また、私たちにとって一番大切なことだから首相がいうように「大いに議論を深め」なければならない。その際重要なことは、いくら手続きを踏んでも改正できない点があることである。基本的人権の尊重や平和主義がそれで、これらは改正の対象にはなり得ない。改正の対象として議論されていることの要点の一つは憲法9条の戦争の放棄であり、賛否が激しくぶつかりあう問題である。

注意してみれば、憲法は、私たちの身近な問題と結びついていることが分かる。例えば、戦前は、「官尊民卑」といわれたが、今日の憲法では、民は主権者で、官は民に奉仕する立場である。憲法の議論を深めることは、地方の社会を活性化させることにつながるのである。

(生き生きとした群馬を願って。読者に感謝)

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